エンジントラブルですか・・・
2010-11-04


朝は5度台まで下がりましたが流石にまだ霜は見られず、でももう時間の問題でしょう、やっとスッキリした晴れになり青空がきれい・・バイクで出かけたくなりますね、この時間表は6.7度・・気圧1008hPa。

仕事を終えて自宅に戻りニュースを見ていたらちょっとショッキングな映像が・・カンタス航空の大型旅客機エアバスA380型機がエンジントラブルを起こし緊急着陸をしたとか・・。

本来壊れては欲しくない部分ですがそこは作られた物なのでどんなに整備をしても絶対に壊れない物ではありません。
ただ万一壊れても機体の他の部分に被害が及ばないように作られています、今までにもタービンブレードが破損し吹き飛んでもエンジンナセル・・エンジンのカバー内に収まり表に飛び出すと言う例は殆ど有りません、エンジンの開発中には最大出力で回転中のタービンを意識的に壊し被害が他に及ばないかを試験することも・・タービンの軸が折れてエンジンナセル内で大きなタービンが暴れていると言うショッキングな映像でしたがブレードが飛び出す事は有りませんでした、日本では壊れた小さな部品を排気口から地上に撒いてしまった例は有りますが。

これはB747の吸気側タービン。
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もしエンジンが1基故障しても残ったエンジンで十分飛行は可能で例えエンジンが2基の機体でも1基で巡航できます、航空機って結構頑丈なのです。

今回のニュース映像にはエンジンの後ろ側が壊れた所が映し出されていましたがちょっと珍しい壊れ方だと思いました、それは大抵壊れるのはエンジンの前側・・吸入した空気を圧縮するコンプレッサータービンブレードに多く見られバードストライクでダメージを受けるのもこの圧縮側、特に今主流のターボファン形エンジンはタービンの直径も大きくブレードも長いため遠心力も強くかかるでしょう。(実際には燃焼系と回転数の違うタービンが2重になっています)

B747のエンジンを横から・・燃焼機(右)側は小さめ。
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事故機は後ろ側のカバーが吹き飛んでいる事から見て燃焼室より後ろのタービンが壊れたように見えます、燃焼室より後ろのタービンはブレードも小さく直径も小さいですが高温の燃焼ガスに曝されるのでタービンブレードに冷却用の穴がありコンプレッサーから外気を導入しこの穴を通して冷却させている構造・・凄い作りになっています、この穴が何かで詰まったりすると破損の原因に。

今回私が気になったのは飛行中の機体から窓越しに主翼を撮影していた乗客が居てその映像も紹介されていたのだけどその映像には主翼にもダメージを受けている所が映っていた・・。

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