今日は時間がかかってしまった・・
2007-11-05


朝は晴れでしたが帰りはまた雨に降られ・・

遅れ気味になっていた修理依頼品を直す作業を進めていたら特急扱いの製品が飛び込んできた。
先ずはヒューズが切れていないか、それから外観をチェック・・部品が発熱した跡や焦げたりしていないか、回路のパターンに異常がないか・・時々導電性の異物が紛れ込んでいるときも有るので・・次に回路へ外部から電源を入れてみる、修理品の場合はいきなり100Vを入れるとアブナイ時があるので・・。
いつもの手順で進めて行ったが特に問題は無さそう、負荷になるモーターを繋ぎ擬似的にコントロールするパソコンを繋ぎ動かしてみることに・・製品に流れ込む電流を確認しながら電源電圧を徐々に上げていく・・緊張の一瞬。(^^;

動かない・・まあ修理品ですから、でもコントロール回路は生きている、モーターの駆動部か・・トラブルは、一度リセットをかけてみるとちょっとだけモーターが反応した、でも動かない・・どうも過電流保護用の回路が動作している。
トランジスタなど部品には故障は無く異常な電流が流れる事はないので保護回路が何かで誤動作していると判断、こりゃ長期戦になるなぁ。

いじっていて面白い事に気が付いた、調査のため外した基板を裏返して測定機で当たっていたらモーターが動いたり止まったり・・試しに基板のあちこちを押したり引いたり歪めたり・・モーターも動いたり止まったり・・アリャ何処かで接触不良が起きている、部品のハンダ付けが剥がれているような状態ですね、しかし部品の大きさは1.6mm×0.8mm程の部品ばかりで何処が不具合なのか探すのが大変・・。

先ずは基板の何処を押せば現象が頻発するかを追う・・ボールペンの背で少しずつ、大体絞られたら今度は顕微鏡の出番で怪しいと睨んだハンダ付け部分を1つ1つ見ていく・・これがまた大変目が回るのですよね。(^^ゞ
2時間ほどかかりましたが見つけました、小さな部品のハンダ付けが剥がれかけているのを、ただ使用中に剥がれたのではなく製造時に問題が有った様です・・この手の部品はとても人が手でハンダ付けするのは無理で基板ごと過熱し一気にハンダ付けをする機器で行われますが製造され当初はそれでも電気的に接触していて検査を通ってしまったのですね、温度50度の部屋で連続運転検査も行うのですがそれもパス・・出荷して3年後に不具合となってしまったわけで。

ドッと疲れが出ました・・見つかってしまえば直すのは簡単ですが今後の再発防止対策がまた大変だなぁ・・・。(>_<)ヽ

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